【11月の歳時記】七五三の由来とは


七五三は、7・5・3歳のお子様の成長をお祝いする、日本の伝統的な行事ですね。
でも、どうして7・5・3歳でお祝いをするのか、どういう意味があるのか、
ご存知の方は少ないかもしれません。
お子様の大切な七五三の行事。その由来について、ご紹介します。

0ebb6c6a456217a343fdc7083044dabb_s

近代以前、医療の発達していなかった日本では、乳幼児が元気に大人になる確率は、とても低いものでした。
そのため、日本では昔から「子どもは七つまでは神のうち」とする生命観を持ち、
7歳までの子どもを「神様の子」として、大切にしていました。

「七つまでは神のうち」とは、
子どもの魂は、7歳まで「この世」と「あの世」との間の
神様に近い場所にあり、非常に不安定である。
だから、病気になりやすく、生命を落としやすいのだ・・・

とする考え方のことです。

そこで人間としての生命が安定する7歳までに、
いくつもの通過儀礼を行うことで災厄を祓い、
7歳の祝で正式に「神の子」から「人間の子」になると考えられていました。

七五三の由来とは、元々はこれらの通過儀礼からきているのです。

まず、子どもが3歳の時に行われたのが「髪置き(かみおき)の儀」という儀式です。
平安時代、子どもは生まれて7日目に産毛を剃り、
3歳までは坊主で過ごさせる風習があったことから、
3歳まで無事に過ごせたことへのお祝いをこめ、
髪を伸ばし始めたのが、この「髪置きの儀」でした。

続いて子どもが五歳になると「着袴(ちゃっこ)の儀」を行いました。
男児・女児に初めて袴(はかま)を着せつけ、ほぼ大人と同じ装束を着せ付けるという儀式です。

そして七歳のお祝いが「帯解(おびとき)の儀」です。
それまでの幼児用の着物の紐をとって、大人のような帯を着せつけ、
氏神様にお参りに行くというものです。
別名「紐落(ひもおとし)の儀」ともいいます。

これら三つの行事は、三歳時、五歳時、七歳時と、以前は別々に行われていましたが、
江戸時代からは日付や儀式の内容が定められ、
現代では11月15日を中心に、
「七五三」として三つまとめて行われるようになりました。

11月15日ころになると、全国各地の社寺で、
七五三に該当する子どもたちが、お参りや祈祷をしてもらう光景が見られますね。

七五三の行事には、魂が神様に近い幼少期を無事に乗り越え、
子どもが健康に大きく成長したことへの感謝の気持ちと、
未来への希望や幸せを願う気持ちが込められているのですね。


盆提灯の種類-吊るしタイプについて


お盆に飾る盆提灯は、先祖の霊、祖霊があの世から戻ってくる際の目印として飾られます。
ひとくちに「盆提灯」といっても、その種類は実にさまざま。地域や、贈る人との関係性によって異なってきます。
ここでは天井や門前に吊るす「吊るし型」タイプの盆提灯についてご紹介いたします。

tsurushi

吊るし型タイプの提灯は、以下のような種類に分けられます。
なお、「置き型」タイプの盆提灯についてはこちらをご覧ください。

●吊るし型―御殿丸(ごてんまる)
丸い形が特徴で、火袋には山水や植物などの絵柄、家紋などが入ります。
上下に房の飾りがついていることが多く、優雅な雰囲気です。

●吊るし型―壺型(つぼがた)提灯
文字通り壺(つぼ)のような形状で、別名を岐阜提灯・御所提灯などとも呼ばれます。
新盆を迎えるご当家では、壺型提灯の白い提灯(白紋天)を用意するのが一般的です。
贈り物へは、絵柄の入ったものを使います。

●吊るし型タイプ―住吉(すみよし)
細長い筒状の形をした、優雅な提灯です。仏壇や祭壇に吊るして飾られます。
素材によって価格は異なりますが、樹脂製の安価なものから、銘木や絹を用いた高級品まで作られ、親御様や、特に親しいご友人・ご親戚へ贈られることが多いです。

●吊るし型タイプ―門提灯(かどちょうちん)
御仏様がこの世へ戻る際、またあの世へ帰る際の目印として、門口に飾る提灯です。各種の提灯の中で特に門口に特化して飾られるものをこう呼びます。
家紋や○○家などの名を入れることが多く、飾り台や玄関前に吊るします。形状は御殿丸・壺型のように丸いものから、筒状の住吉まで様々です。家紋が入ることから比較的シンプルなデザインが多いようです。


盆提灯の種類-置き型タイプについて


お盆に飾る盆提灯は、先祖の霊、祖霊があの世から戻ってくる際の目印として飾られます。
ひとくちに「盆提灯」といっても、その種類は実にさまざま。
地域や、贈る人との関係性によって異なってきます。
盆提灯にはどのような種類があるのでしょう。

okigata

まず盆提灯は、床に置く「置き型」と、天井や門前に吊るす「吊るし型」があります。
この記事では「置き型」についてご紹介いたします。
なお「吊るし型」タイプについてはこちらをご覧ください。

●置き型―行灯(行灯/あんどん)
置き型盆提灯の中でも最もポピュラーなタイプです。
一般的には高級品とされており、火袋に絹を使用したり銘木の木材を用いることもあります。
ご自身の親御様や、特に親しいご友人・ご親族の方に贈ります。

●置き型―回転灯(かいてんとう)
形状は行灯と同じで、中のライトがくるくる回転する仕掛けになっているものです。
回転する光に絵柄が映し出され、より幻想的な雰囲気を演出します。
行灯と合わせて飾られることも多く、行灯に比べ価格は抑えめとなっています。

●置き型―創作提灯(そうさくちょうちん)
従来の提灯の形状にとらわれず、よりスタイリッシュでモダンなデザインの提灯です。
木材や和紙など自然の素材を生かしながら、現代の和洋室にもなじむデザインが多く、
インテリア灯として通年で飾ることもできます。贈答品としても喜ばれます。

●置き型―霊前灯(れいぜんとう)
鈴や透かし模様など多彩な装飾が特徴的な提灯です。
火袋の模様や色使いも華やかで、回転灯のようにライトを装飾しているものも多くあります。
ほとんどが樹脂製なので、お求めやすい価格帯となっています。
仏壇や祭壇に一対で飾られることが多く、二個セットで販売されているものも。
ご親戚やご友人へ贈ります。

●置き型―蓮華灯(れんげとう)
蓮の花をはじめ胡蝶蘭や菊などのお花をかたどってできた華やかな商品です。
提灯の火袋部分はないことも多く、花びら一枚一枚に光ファイバーを通すことで
幻想的な光を演出します。
こちらも一対で仏壇や祭壇に飾られ、ご親族やご友人へ贈ります。


【盆提灯】盆提灯はなぜ飾るのでしょう


日本では古くから、お盆の時期には盆提灯(ぼんちょうちん)を飾る風習があります。
なぜ、お盆に提灯を飾るのでしょうか?
盆提灯にはどのような意味があるのでしょう。

fz-cp-8gt6101t_2

そもそも盆提灯を飾る「お盆」とは・・・
故人や先祖の霊、祖霊が1年に1度、あの世からこの世へ戻ってくる期間のことを言います。
この時期には各家庭で祖霊をお迎えし、法要や供養の儀式を行うのが一般的です。
現代では地域によって7月15日か、8月15日を中心にして行われます。
7・8月いずれも13日に「迎え火」を行って祖霊を家に迎え、
14~15日に法要や供養を行い、
16日に「送り火」を行い、祖霊を送り出します。

それでは、盆提灯の役割とはなんでしょう。
祖霊があの世から家へ戻ってくる際、目安とするのが、盆提灯の灯りであるとされています。
盆提灯は、この世とあの世とを結ぶ道しるべの役割を果たしているのですね。

盆提灯には、左右で同じものを一対、飾る風習がありますが、
これも往路の「この世へ戻ってくるとき」、
復路の「あの世へ帰るとき」、それぞれの目印となるためだといわれています。

そして、盆の始まりと終わりに行われる迎え火・送り火とは、
本来、門前や玄関、お墓などで「オガラ」に火を焚いて行われるのが一般的でした。
しかし現代では、安全上の理由などから実際に家の前やお墓で火をおこすことは、
なかなか難しい場合が多いことから、
盆提灯が迎え火・送り火の代わりとされることも多くなっています。

盆提灯の優しく温かい光は、故人や祖霊はもちろんのこと、
今生きている人々の心をも穏やかに慰めてくれるものです。
お盆にはぜひ、盆提灯を飾りたいですね。


【五月人形】端午の節句に飾る飾り馬「奉書馬」とは?


五月のお節句に、真っ白な馬の置物が飾られているのを、見たことはありますか?
あれは「奉書馬(ほうしょうま)」と呼ばれる五月の節句用の飾り馬です。
なぜ、五月のお節句に馬を飾るのでしょうか。

h255-mo-532206

奉書馬は、「奉書紙(ほうしょし)」と呼ばれる和紙を使って製作されていたことから、
その名がつきました。
昨今では、和紙の代わりに布を貼って仕上げる場合もあります。

それでは、なぜ端午の節句に白馬を飾るのでしょう?

そもそも、端午の節句とは武家社会で育まれた文化です。
武士にとって馬とは、たいへん身近な動物であると同時に、
生命を共にする大切な相棒でもありました。
また、馬は生まれてすぐ自分の足で立って歩くことができることから、
丈夫で健康なことが連想されることはもちろん、
「立ち上がりが早い」=立身出世の象徴と考えられました。

さらに白馬といえば、古くから邪気を祓い、縁起を担ぐ神聖な動物として、
神事などでもよく登場していました。

このようなことから、端午の節句には男の子の健やかな成長を祈って、
お祝いに奉書馬を贈るという風習が生まれました。

現在では、兜や鎧飾りの隣に飾る「脇飾り(わきかざり)」として重宝され、
初節句を迎えるお家へ、ご親戚やご友人からの贈答品としても用いられます。
初節句の贈り物にお悩みの方は、ぜひ奉書馬をご検討ください。


1 / 3512345...102030...最後 »
*